Song: 惜別の向日葵 Sunflower of the unwilling part
Year: 2017
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[ひとしずく×やま△「惜別の向日葵」歌詞]

夏なつを待まちわびる庭にわに
今年ことしも種たねを蒔まいた
あなたと過すごした日々ひびが
色褪いろあせず、此処ここに見みえる

ようやく芽めを出だした双葉ふたば
君きみの好すきな 向日葵ひまわりの花はな
来年らいねんも再来年さらいねんも
見みられる、と思おもっていた

届とどいたその手紙てがみは
見事みごとな薔薇そうびの赤あか
降ふり出だす雨あめの中なかで
か細ぼそい背せが崩くずれ落おちた

泣なかないで
僕ぼくのこの手てに 守まもれる明日あすがあるなら
喜よろこんで 僕ぼくは向むかうよ
君きみが繋つなぐ、未来みらいのために
行いかないで 私わたしを置おいて
あなたがいない未来みらいなんて、いらないから
ただ此処ここにいて
降ふり止やまぬ雨あめを、拭ぬぐって……

鳴なき出だす汽笛きてきの声こえ 別わかれの時ときが迫せまる
迷まよわず踏ふみ出だす背せを
か細ぼそい手てが 強つよく阻はばんだ
いかないで……

止とめないで
君きみのこの手ては 尊とうとき明日あすを掴つかんで……
泣なかないで 最後さいごくらいは
笑顔えがおの花はなを手向たむけてくれ……

逝いかないで 私わたしを置おいて
惜別せきべつの餞はなむけなら、あげないから
ただ此処ここにいて
降ふり止やまぬ雨あめに打うたれて
向日葵ひまわりの花はなを待まっていよう……

(  (Hitoshizuku Yama) )
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